AZDPS Trooper / AZDPSの兵士

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「禿山のアルダー」率いるAZDPSの兵隊は、言葉や表情の代わりに大脳皮質の火花を見せ合い意思疎通をおこなう。
長年にわたって思考そのものを交わし続けたために、コミュニケーションをとる必要がないほどに部隊の思考は均一化してしまった。


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「Sancta ratio Chaotica(カオスの聖なる理性)」はPARCが多用したモットーであった。


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AZDPSは公用車を売り払い、アリゾナの果てしない荒野を、今では徒歩か自転車、あるいはヒッチハイクで移動していた。彼らは時間に対していわば特異な概念を有していた。
ときおり都市部に現れた「禿山のアルダー」と兵隊は、まるで世界の終わりに向かって行進しているように見えたが、実際は散歩しているだけだった。




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